モリス・ギャラリー
かつてウィリアム・モリスと彼の家族が住んでいたロンドン北東部の家は、現在はモリスの工芸品を展示するギャラリーとなっています。「ウィリアム・モリス・ギャラリー」という名前のそのギャラリーは、もともとは18世紀に建てられたお屋敷で、その豪奢な邸宅からはモリス家がどれほど裕福な家庭だったのかがうかがえます。この邸宅を見に行くだけでも足を運ぶ価値がある、そんな場所なのです。 1万を超えるそのコレクション もちろんウィリアム・モリスに関するコレクションも世界屈指のもので、その数は1万を優に超えるとのことです。コレクションにはテキスタイル、壁紙、家具などのいわゆるモリスを代表する工芸品から、ステンドグラス、陶器、金属細工、そして書籍までもが展示されています。天井にはテキスタイルが飾られ、床にはモリスがデザインした絨毯が敷き詰められているこのギャラリーは、モリスファンにとってまさに夢のような場所です。もちろん特別展などもおこなわれています。